相手にとって“恐い”選手とは?ルイス・スアレスのプレーから見る“本物”のストライカー像
2015年03月25日
サッカーエンタメ最前線カルロス・テヴェス、ジエゴ・コスタ、リオネル・メッシ。この3人は、セリエA、プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラといった、世界でも屈指の選手たちが集まるリーグなかで得点ランキングのトップに立つ選手たちです。(3月24日時点)この3人の選手に限らず、欧州で活躍する優れたストライカーの多くは、アルゼンチンやブラジルなどの南米出身の選手です。では、なぜ南米の選手は優れたストライカーが多いのか。そこで今回は、先日のクラシコで決勝点となるゴールを決めたバルセロナのルイス・スアレス(ウルグアイ代表)のプレーから“ゴールを決められる選手”のプレーについて考えます。
(文●高橋大地/ジュニサカ編集部 写真●Getty Images)
クラシコで見せた、絶妙なファーストタッチからのゴール
ルイス・スアレスは、裏に抜け出すこともできれば、足元でボールをもらってドリブルからゴールすることもでき、さらにはヘディングやフリーキックからもゴールを奪うことができる“本物”のストライカーです。
日本では昨年のW杯での『噛み付き』のほうが有名かもしれませんが、エールディヴィジ(オランダ)とプレミアリーグ(イングランド)で得点王に輝くなどの実績を持っています。
バルセロナに移籍した今シーズンは、8ゴールと彼からしてみれば少ない数字ですが、チャンスメイク、ポストプレー、前からのプレッシングでもチームに貢献しています。
そもそもW杯で受けたレッドカードの出場停止期間や移籍初年度ということを考えれば十分過ぎるゴール数です。
そして、先日行われたクラシコ(バルセロナvsレアル・マドリー)では、バルセロナを勝利に導く決勝ゴールをマークしました。
≪クラシコでのルイス・スアレスのゴール≫
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